半世紀の歴史に幕を下ろす
最近ようやく、冬らしい気温になり
朝晩は大分冷え込むようになってきました。
エアコンも良いのですが、やはりストーブの温もりが恋しくなります。
やかんをのせてお湯を沸かしたり、スルメをあぶってみたりと・・・
弊社では創業当時より約60年近くに渡り、国内の某暖房器具メーカーの
ストーブの部品を製作して参りましたが、2024年末をもちまして、製造を終了致しました。
ハトメをかしめるシンプルな作業。
約60年変わらなかった製品ですが、逆に言えばコストや性能が良かったのでしょう。
この歴史を振り返れば、私が幼少期の頃からこの作業光景も見覚えもあり
近所の方々の内職作業の配達に付き添ったりと・・・
最近での一番の思い出は、13年前の東日本大震災の時
丁度今頃の時季でしたね。
寒い時なのに停電が続き、色々な面での苦労が思い出されます。
その時に大変役立ったのがこのストーブでした。
このストーブは電源を必要としないタイプ。
防災意識が高まったのか、翌年の生産量は例年の2倍にも。
と、長々と昔の思い出話しをしてしまいました。
現在の商品は数年続けばヒット商品だとお聞きします。
ストーブの中の小さな一部品ですが、色々な意味でとても助けてもらいました。
改めて、この仕事が長年続いた事に感謝をし、ここに記録として書かせて頂きます。