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半世紀の歴史に幕を下ろす
最近ようやく、冬らしい気温になり
朝晩は大分冷え込むようになってきました。
エアコンも良いのですが、やはりストーブの温もりが恋しくなります。
やかんをのせてお湯を沸かしたり、スルメをあぶってみたりと・・・
弊社では創業当時より約60年近くに渡り、国内の某暖房器具メーカーの
ストーブの部品を製作して参りましたが、2024年末をもちまして、製造を終了致しました。
ハトメをかしめるシンプルな作業。
約60年変わらなかった製品ですが、逆に言えばコストや性能が良かったのでしょう。
この歴史を振り返れば、私が幼少期の頃からこの作業光景も見覚えもあり
近所の方々の内職作業の配達に付き添ったりと・・・
最近での一番の思い出は、13年前の東日本大震災の時
丁度今頃の時季でしたね。
寒い時なのに停電が続き、色々な面での苦労が思い出されます。
その時に大変役立ったのがこのストーブでした。
このストーブは電源を必要としないタイプ。
防災意識が高まったのか、翌年の生産量は例年の2倍にも。
と、長々と昔の思い出話しをしてしまいました。
現在の商品は数年続けばヒット商品だとお聞きします。
ストーブの中の小さな一部品ですが、色々な意味でとても助けてもらいました。
改めて、この仕事が長年続いた事に感謝をし、ここに記録として書かせて頂きます。
マシニングセンタ更新
明日、弊社で39年間活躍してきたマシニングセンタが旅立ちます。
ここ最近、Z軸の調子があまり良くなく更新することとなりました。
引退する最後の日まで現役で、まだもう少し働いてくれそうだったのですが。
プレートや保証書を見ると、この機械の歴史が思い浮かびます。
昭和、平成、令和と3つの年号を共にして参りました。
弊社と共に歩んできたと言っても過言ではないくらい、思い出の詰まった工作機械です。
最後に今までの感謝を込めて綺麗にし、元通りの姿へ
明日はいよいよお別れの日、ここ最近何台か工作機械を更新して参りましたが
この1台は格別な思いです。
超小型精密CNC旋盤を更新しました
11月末に、CNC旋盤を尾崎省力機械から北村製作所へ更新しました。
25年間、一度も故障無しで動いてくれた、尾崎省力機械のOSL-0
この機械は小径加工で威力を発揮、本当にお世話になりました。
部品取りとしてまだ活躍する事でしょう、旅立っていきます。
第二の人生も頑張れよっ!!
そして、コチラが新しく仲間入りした北村製作所のKNC-20G
5年ほど前にも同型を導入し、操作性、加工精度共に高評価でしたので
今回もこの機械に決定。
今までとは少し仕様を変更し、穴あけ加工に特化した仕様に。
小径の偏心穴、クロス穴、ミゾ加工等を想定しています。
その他も加工スピードやプログラム性能が格段に良くなりました。
自分の経験上 ”大は小を兼ねない”
これからの活躍を楽しみにしています。